予告編

劇 場

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遠い未来から家族の遺品を見つめる

​ドイツ百年、全5章218分の家族史

​本作品は旧東ドイツ出身の映画監督トーマス・ハイゼの家族が19世紀後半から保管してきた家族の手紙や日記、そして音声記録などの遺品を用い、ハイゼ家が歩んだ激動の百年を自らのモノローグで3時間38分語る驚異的な作品である。二度の大戦、台頭するナチス、ホロコーストの記憶、冷戦による東西分断、シュタージによる支配、そしてベルリンの壁崩壊—— 自由と民主主義を信じた人々の希望は、冷戦後も続く国家による暴力に打ち砕かれる。80年代初頭から壁の東側でカメラを回し続けた不世出のドキュメンタリストは在りし日の家族と故郷の歴史を叙述する。ベルリンの壁崩壊から30年の年に完成した21世紀映画史に残る大作ドキュメンタリーの日本公開。

​トーマス・ハイゼ

監督/作家/詩人/1955年東ベルリン生まれ。国営映画会社デーファ(DEFA)で監督助手として務めた後にフリーランスのディレクターとなる。’80年から’85年にかけて制作した全5作のドキュメンタリーはベルリンの壁崩が壊後するまで上映が禁止された。’87年からベルリン芸術アカデミーに通い、劇作家のハイナー・ミュラーが劇場支配人を務めるベルリナー・アンサンブルに舞台演出家として所属する。現在はベルリン芸術アカデミーの教授。30年以上のキャリアで20作のドキュメンタリーを完成させている。最新作『ハイゼ家 百年』が記念すべき日米初劇場公開作品となる。

​​2019年|ドイツ、オーストリア映画|ドイツ語|218分|日本語字幕:吉川美奈子|協力:ゲーテ・インスティトゥート|配給:サニーフィルム